前撮りの料金の内訳は?見積もりの項目と含まれる範囲の確かめ方

花柄の壁紙と緑の扉がある洋館の一室で、ピンクのティアードドレスの新婦とタキシードの新郎が窓辺に向かって立つ後ろ姿

前撮りの料金は、撮影、衣装、ヘアメイク・着付け、撮影場所、納品物、日程の6つの項目に分けて考えると整理しやすくなります。同じような金額のプランでも、どの項目が基本料金に含まれ、どれが別料金なのかは依頼先によって大きく違うため、合計額だけでなく内訳を一つずつ確かめることが大切です。

この記事では、前撮りの料金を項目ごとに分けて、それぞれに何が含まれるのか、どこで差が出やすいのかを整理しました。見積書の読み方と確認したい質問、結婚式場と外部の会社で頼む場合の内訳の違いもまとめています。東京での費用の目安や価格帯ごとの違いは、フォトウェディングの費用相場の記事で詳しく紹介しています。情報は2026年10月時点のものです。

前撮りの料金は6つの項目に分けて考える

前撮りの料金は、「撮影そのもの」「新婦・新郎の衣装」「ヘアメイク・着付け」「撮影場所にかかる費用」「写真の受け取り方」「撮影日と時間帯」に分けて考えると分かりやすくなります。プラン料金にはこのうちいくつかがまとめて含まれ、残りが別料金や実費になります。

項目 主な中身 内訳で確認したいこと
撮影 カメラマンの撮影料、機材、写真の編集 撮影時間、カット数、編集の範囲
衣装 新婦のドレス・和装、新郎の衣装、小物 何着まで含まれるか、選べる範囲、新郎の衣装
ヘアメイク・着付け お支度、撮影中の直し、和装の着付け 撮影中も付き添うか、新郎のヘアセット
撮影場所 撮影許可の申請料、施設利用料、入園料、移動費 誰が申請するか、費用がプランに含まれるか
納品物 写真データ、アルバム、プリント 全データか選んだカットだけか、アルバムの有無
日程・時間帯 土日祝、繁忙期、早朝・夜 割増がかかる日と時間帯の条件

※一般的な分け方です。依頼先によって、項目の呼び方やまとめ方は異なります(2026年10月時点)。

見積もりを比べるときは、候補の会社ごとにこの6項目を並べ、「含まれる」「別料金」「実費」のどれに当たるかを書き込むと、合計額の差がどこから来ているのかが見えてきます。

撮影にかかる料金(撮影料・カット数・編集)

撮影の料金は、撮影時間の長さと、受け取れるカット数、写真の編集の範囲で変わります。プラン料金の中心になる部分ですが、「何時間撮影して、何カットを、どこまで仕上げて受け取れるのか」が書かれていないと、ほかの会社と比べられません。

撮影時間とカット数

撮影時間が長いほど、撮れるシーンや構図が増え、受け取れるカット数も多くなります。見積もりでは、撮影時間と、お支度から終了までの拘束時間を分けて確認しましょう。撮影時間が短いプランでも、お支度や移動を含めると半日ほどかかることがあります。

写真の編集(レタッチ)

明るさや色味の調整は基本料金に含まれる場合がある一方、肌の細かな修正や背景の人物を消すといった加工は、別料金になっている場合があります。どこまでが基本の編集なのかを確認しておくと、撮影後の追加を防げます。

カメラマンの指名

特定のカメラマンに撮ってほしい場合は、指名料がかかることがあります。作風を重視する場合は、指名の可否と料金の有無を見積もりの段階で聞いておきましょう。

衣装にかかる料金(新婦・新郎・小物)

衣装の料金は、新婦の衣装が何着まで含まれ、どの範囲から選べるのか、新郎の衣装が含まれるのかで大きく変わります。前撮りの内訳の中でも差が出やすい項目なので、プラン名の「衣装込み」という言葉だけで判断しないようにしましょう。

新婦の衣装

プランには新婦の衣装が1着含まれている場合があり、選べるドレスの範囲を超えると、ランクアップの料金がかかる場合があります。洋装と和装の両方を撮る場合は、2着目の衣装代と着付け、撮影時間の延長が加わります。試着の回数や、試着に料金がかかるかもあわせて確認しましょう。

新郎の衣装

新郎の衣装は、プランに含まれる場合と別料金の場合があります。タキシードや紋付袴のレンタルが必要かどうか、手持ちのスーツで撮影できるかも確認しておくと、内訳を比べやすくなります。

小物・アクセサリー

ベール、グローブ、アクセサリー、ブーケ、和装の小物(かんざしや草履など)が含まれるかどうかも、依頼先によって異なります。手持ちの小物やアクセサリーを使いたい場合は、持ち込みができるか、持ち込みに料金がかかるかを確認しておきましょう。

黒いドレスにチュールの髪飾りを付けた新婦が、カラーのブーケを手に肩越しに目を伏せてほほえむ写真

ヘアメイク・着付けにかかる料金

ヘアメイクの料金は、お支度だけなのか、撮影中も付き添って直しや髪型の変更をしてもらえるのかで中身が変わります。ロケーション撮影では、風や汗で髪やメイクが崩れやすいため、撮影中の付き添いがあるかどうかは仕上がりにも関わります。

  • お支度:撮影前のヘアメイクと着替え。基本の内容に含まれるかを確認します。
  • 撮影中の付き添い:撮影中の直しや、途中で髪型を変えるアレンジ。含まれるか、時間単位の別料金かを確認します。
  • 和装の着付け:和装を着る場合に必要です。かつらを使うか、地毛で結うかで料金が変わることがあります。
  • 新郎のヘアセット:新婦のヘアメイクとは別料金になっていることがあります。
  • リハーサル:本番前にヘアメイクを試すリハーサルは、別料金になる場合があります。回数と料金を確認しておきましょう。

ヘアメイクの希望は、参考写真を見せて伝えると、当日の仕上がりのずれを防げます。

撮影場所にかかる料金(申請料・施設利用料・移動費)

撮影場所の料金は、撮影許可の申請料、施設利用料、入園料、撮影地までの移動費で構成され、プラン料金とは別に実費でかかることが少なくありません。ロケーション撮影を選ぶときは、この項目が見積もりに入っているかを必ず確認しましょう。

庭園や洋館などの施設では、撮影に事前の申請が必要なことがあります。たとえば小石川後楽園では、婚礼前撮りなどの撮影は営利・非営利、プロ・アマを問わず事前の申請が必要で、申請には審査があり、繁忙期やイベント時期はお断りする場合があると案内されています(小石川後楽園の公式案内、2026年10月23日時点)。申請の仕組みは前撮りの撮影許可と申請の記事でまとめています。

撮影場所の費用 内容 確認したいこと
撮影許可の申請料 施設や自治体に撮影を申請するときの費用 誰が申請するか、費用は誰が負担するか
施設利用料 洋館や庭園などを撮影で使う費用 時間単位か、延長すると増えるか
入園料・入館料 撮影する人とスタッフの入場料 プランに含まれるか、実費か
移動費 撮影地間のタクシー代、駐車料金 何か所で撮るか、実費精算か
お支度場所 着替えやヘアメイクをする部屋 撮影地の近くにあるか、繁忙期に費用がかかるか

※金額は施設や時期によって異なるため、表には入れていません(2026年10月時点)。

複数の撮影地を回るプランでは、移動の時間と費用が増えます。撮影地を一か所に絞ると、移動費だけでなく撮影時間も有効に使えます。

納品物にかかる料金(データ・アルバム・プリント)

納品物の料金は、撮影した写真を「全データ」で受け取れるのか、「選んだカットだけ」なのかで大きく変わります。前撮りの写真は、結婚式のウェルカムボードやプロフィールムービー、結婚報告などにも使うため、使い道に合った受け取り方を選ぶことが大切です。

  • 全データ納品:撮影したカットを、編集したうえでまとめて受け取れます。あとから使いたい写真を自由に選べます。
  • 選んだカットだけの納品:プランに含まれる枚数を超えると、1カット単位で追加料金がかかることがあります。
  • アルバム:プランに含まれることもあれば、別料金のこともあります。撮影後に作りたくなる方も多いので、種類と料金を事前に聞いておきましょう。
  • プリント・パネル:両親への贈り物や、結婚式の受付に飾る用途で追加されることがあります。

全データを受け取っておけば、アルバムは撮影後にじっくり検討してから作ることもできます。アルバムの種類はウェディングアルバムでも紹介しています。

撮影した写真で作ったフォトブックとプリントを並べた写真

日程・時間帯で変わる料金

同じプランでも、撮影する日と時間帯によって割増がかかることがあります。土日祝日、春や秋などの人気の時期、早朝や夜の撮影は、追加料金の対象になりやすい条件です。

条件 割増がかかりやすい理由 確認したいこと
土日祝日 予約が集中しやすい 平日との差があるか、祝日の扱い
繁忙期 人気の季節は撮影の枠が埋まりやすい 繁忙期の期間と、お支度場所の費用
早朝・夜 スタッフの拘束時間が通常と異なる 何時から何時までが対象になるか
撮影時間の延長 撮影が予定より長くなる 延長の単位と、施設利用料も延びるか

※一般的な傾向です。条件や金額は依頼先によって異なります(2026年10月時点)。

日程に融通がきく場合は、平日の撮影を選ぶと割増がかかりにくくなります。平日に撮る良さは前撮りは平日がおすすめ?で紹介しています。

見積書の読み方と、確認したい質問

見積書を読むときは、「プランに含まれるもの」「別料金のもの」「実費のもの」の3つに分けて書き出すのがコツです。合計額だけで比べると、データや施設利用料、新郎の衣装が入っていない見積もりが安く見えてしまいます。

見積もりで確認したい質問

  1. 撮影時間は何時間で、お支度から終了までの拘束時間はどれくらいか
  2. 受け取れるカット数は何カットで、全データを受け取れるか
  3. 新婦の衣装は何着まで含まれ、どの範囲から選べるか
  4. 新郎の衣装と小物は含まれるか
  5. ヘアメイクは撮影中も付き添うか、新郎のヘアセットは含まれるか
  6. 撮影許可の申請は誰が行い、申請料・施設利用料は誰が負担するか
  7. 移動費は含まれるか、実費か
  8. 土日祝・早朝・夜・延長の割増の条件は何か
  9. アルバムやプリントは含まれるか
  10. 表示されている料金は消費税を含めた総額か

結婚式場で頼む場合と、外部の会社で頼む場合

前撮りは、結婚式を挙げる式場で頼む方法と、前撮りを扱う外部の会社に頼む方法があります。式場によっては、外部の会社に頼む場合に、衣装やヘアメイクの持ち込み・持ち出しの料金がかかることがあります。

式場の規定は会場ごとに異なるため、式場と外部の会社の両方に、項目ごとの料金を確認してから決めると安心です。結婚式と同じ衣装で撮りたいのか、別の衣装や撮影地で撮りたいのかといった二人の希望もあわせて考えましょう。

WHY LIMITED WEDDING

LIMITED WEDDING GINZAの料金の内訳

  • 専属プロデューサー撮影許可の手配から
    当日の進行まで
  • 3名体制カメラマン
    ヘアメイク・ディレクター
  • ドレス1着込み(27.5万円相当)全データ納品

LIMITED WEDDING GINZAのプランは、専属プロデューサー、カメラマン、ヘアメイク(1Dayアテンド。新郎のヘアメイクも含む)、ドレス1着、小物一式、撮影小物・ブーケのレンタル、全データ納品が基本料金に含まれる内訳です。この記事の6つの項目に当てはめると、次のようになります。

項目 基本料金に含まれるもの 含まれないもの・条件によってかかるもの
撮影 カメラマン、全データ納品、専属プロデューサー 撮影時間の延長、カメラマンの指名
衣装 ドレス1着(事前試着あり。和装Planは和装衣裳)、小物一式、撮影小物・ブーケのレンタル 新郎の洋装(タキシード)。新郎の紋付は和装Plan・和洋(着物+ドレス)Planに含まれます
ヘアメイク ヘアメイク(1Dayアテンド)、新郎のヘアメイク -
撮影場所 撮影許可の申請の手配(専属プロデューサー) 撮影許可の申請料・施設利用料(場所による)、移動のタクシー代(実費)、繁忙期のお支度部屋
納品物 全データ納品 アルバム(オプション)
日程・時間帯 - 土日祝の撮影、早朝・深夜の撮影

プランごとの主な内容は次のとおりです。

プラン 主な内容
Limited Dress Plan(街ロケ) 撮影1.5時間、100〜150カット、ドレス1着(275,000円相当)込み
洋館Plan 歴史的洋館貸切、撮影1.5〜2時間、100〜150カット、ドレス1着(275,000円相当)込み
東京国立博物館Plan 本館または表慶館貸切、撮影2時間、100〜150カット、ドレス1着(275,000円相当)込み
Chapel Plan チャペル貸切、撮影1.5時間、100〜150カット、ドレス1着(275,000円相当)込み
和装Plan(Kimono 和 Plan) 撮影1.5時間、100〜150カット、和装衣裳(通常レンタル462,000円税込相当。新婦:白無垢または色打掛または引振袖/新郎:紋付)込み
和洋(着物+ドレス)Plan 撮影5時間(移動時間含む)、200〜300カット、ドレス1着(275,000円相当)込み、和装衣裳(通常レンタル462,000円税込相当。新婦:白無垢または色打掛または引振袖/新郎:紋付)込み

撮影日とは別の日に打ち合わせを行い、リクエストショット、希望のヘアメイク、二人のなれそめ、大切にしたいポイントを伺って「イメージシート」にまとめ、当日のカメラマン・ヘアメイクに事前共有します。当日はカメラマン・ヘアメイク・ディレクターの3名体制です。申請の手続きや書類の準備は、基本的に専属プロデューサーが代行します。撮影許可の申請や施設利用料は、ロケーションや時期によって異なります。専属プロデューサーが申請の手配まで行い、ご相談時に個別にご案内します。

撮影前の打ち合わせで作成する、LIMITED WEDDING GINZAのイメージシート。リクエストショットや撮影のイメージ写真をまとめた紙面
打ち合わせの内容をまとめた「イメージシート」

おひとりでのソロウェディングも、二人での撮影と同じ料金です。料金はプランや撮影日によって異なります。最新の料金はプラン・料金をご覧ください。撮影できる場所は前撮りロケーション一覧で紹介しています。

窓辺に立つ新婦のドレスの裾や身なりを、スタッフが周りから整えるメイキングのモノクロ写真

よくある質問

前撮りの料金には何が含まれていますか?

依頼先によって異なりますが、撮影料、新婦の衣装、ヘアメイク、写真データなどが含まれる場合があります。新郎の衣装、撮影場所の施設利用料、移動費、全データ、アルバムなどは、依頼先によって含まれる場合と別料金の場合があります。

前撮りの見積もりで見落としやすい項目は何ですか?

撮影許可の申請料や施設利用料、移動費、新郎の衣装、データの追加、土日祝や延長の割増が見落としやすい項目です。見積書を「含まれる」「別料金」「実費」に分けて書き出すと、確認漏れを防げます。

前撮りの料金で差が出やすいのはどこですか?

衣装の点数と選べる範囲、納品されるカット数(全データかどうか)、撮影場所にかかる費用で差が出やすくなります。合計額だけでなく、項目ごとに条件をそろえて比べることが大切です。

LIMITED WEDDING GINZAの料金に含まれないものは何ですか?

新郎の洋装(タキシード)、撮影許可の申請料・施設利用料(場所による)、移動のタクシー代(実費)は基本料金に含まれません。撮影時間の延長、土日祝や早朝・深夜の撮影、繁忙期のお支度部屋、カメラマンの指名は追加料金がかかります。アルバムはオプションでお申し込みいただけます。新郎の衣装は、和装Plan・和洋(着物+ドレス)Planの紋付のみプランに含まれます。

「この撮影地だと内訳はどうなる?」という相談だけでも大丈夫です。撮りたい場所や時期、気になっている項目を、LINEで気軽にお知らせください。実際にご利用いただいたお客様の声は、Googleの口コミでご覧いただけます。