
前撮りの「全データ納品」とは、撮影した写真のうち、納品の対象になるカットをすべてデータで受け取れる形のことです。決まった枚数だけを選ぶセレクト納品と違い、選ぶ手間や追加購入の心配が少ない一方、どこまで補正されるか、何枚届くかは撮影会社によって異なります。
この記事では、全データ納品とセレクト納品の違い、メリットと注意点、契約前に確認したい5つのこと、受け取った写真の保存方法をまとめました。情報は2026年10月時点のものです。
前撮りの全データ納品とは
全データ納品は、撮影したカットから、ピントが合っていないものや目を閉じたものなどを除いた写真を、まとめてデータで受け取る方法という意味で使われる場合もある言葉です。ただし「全データ」の範囲は会社によって違うため、契約前に中身を確認しましょう。
前撮りの納品方法には、大きく分けて次の2つがあります。
| 納品方法 | 受け取れる写真 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 全データ納品 | 納品対象のカットをすべて | 招待状・ムービー・SNSなど使い道が多い人、あとからゆっくり選びたい人 |
| セレクト納品 | 決まった枚数を選んで受け取る(追加は別料金のことがある) | 使う枚数が決まっている人、選ぶ写真を絞りたい人 |
※一般的な分け方です。名称や内容は撮影会社によって異なります(2026年10月時点)。
セレクト納品では、撮影当日や後日に写真を選び、選んだ枚数を超えると追加料金がかかる場合があります。料金を比べるときは、何枚の写真が受け取れるかもあわせて見ると、内容の違いが分かりやすくなります。前撮りの費用の考え方はフォトウェディングの費用相場の記事で紹介しています。
全データ納品のメリット
全データ納品のメリットは、その場で写真を選ばなくてよいこと、使い道に合わせてあとから選べること、似たカットの中から表情の良いものを選べることです。結婚式の準備で写真を使う場面が多い人ほど、使い勝手のよさを感じやすい方法です。
- 選ぶ時間に追われない:当日に急いで選ぶ必要がなく、二人やご家族と相談しながら選べます。
- 使い道が広がる:招待状、ウェルカムボード、プロフィールムービー、結婚報告など、用途ごとに違う写真を使えます。
- 表情の違いを比べられる:同じ構図でも、表情や目線の違う写真から気に入ったものを選べます。
- 追加購入を考えなくてよい:「あと数枚ほしい」というときに、枚数の追加を検討せずに済みます。
全データ納品の注意点
注意したいのは、補正(レタッチ)がすべての写真にかかるとは限らないこと、枚数が多く選ぶのに時間がかかること、データの受け取り期限や保存を自分で管理する必要があることです。
- 補正の範囲:明るさや色味の調整は全カット、肌や背景の細かな補正は一部のカットだけ、というように分かれている場合があります。
- 選ぶ手間:100枚を超える写真から使う写真を決めるには時間がかかります。使い道ごとに必要な枚数を先に決めておくと選びやすくなります。
- 受け取りと保存:ダウンロードに期限がある場合は、期限内に保存しておく必要があります。
- 写真の使い方:写真の著作権は、原則として撮影した人(撮影会社)にあります。撮影データをどこまで使えるかは契約(利用規約)で決まるため、SNSへの投稿や印刷など、使いたい方法が問題ないかを確認しておくと安心です(著作権の制度は文化庁の著作権のページで案内されています)。

契約前に確認したい5つのこと
全データ納品を選ぶときは、納品される枚数、補正の範囲、データの形式とサイズ、受け取り方法と期限、納品までの期間の5つを確認しておくと、届いてから「思っていたのと違う」となりにくくなります。
- 納品される枚数:「約〇カット」のように目安が示されているか。撮影時間や衣裳の数によっても変わります。
- 補正の範囲:全カットにどこまでの補正がかかるか。細かな補正をお願いできるか。
- データの形式とサイズ:印刷に使えるサイズか、スマートフォン向けのサイズも付くか。
- 受け取り方法と期限:ダウンロードか、記録メディアか。ダウンロードの期限はいつまでか。
- 納品までの期間:招待状やムービーの締め切りに間に合うか。結婚式から逆算した撮影の時期は前撮りの時期の記事で紹介しています。
これらは見積もりや打ち合わせの段階で確認できます。前撮りで後悔しやすい点はフォトウェディングで後悔しないための記事でもまとめています。
受け取った写真の保存方法
受け取った写真は、パソコンや外付けの記録装置、クラウドなど、2か所以上に保存しておくのがおすすめです。スマートフォンだけに保存していると、機種変更や故障のときに失ってしまうことがあります。
- 2か所以上に保存する:パソコンと外付けの記録装置、パソコンとクラウドなど、違う場所に保存します。
- 元のデータを残す:スマートフォン向けに加工・圧縮した写真とは別に、受け取ったままのデータを残します。
- フォルダ名を分かりやすく:撮影日や撮影地を入れておくと、あとから探しやすくなります。
- 使う写真の候補をまとめる:招待状用、ムービー用など、用途ごとのフォルダに分けておくと準備が進めやすくなります。
LIMITED WEDDING GINZAの全データ納品
- 専属プロデューサー撮影許可の手配から
当日の進行まで - 3名体制カメラマン
ヘアメイク・ディレクター - ドレス1着込み(27.5万円相当)全データ納品
LIMITED WEDDING GINZAでは、プランの基本内容に全データ納品が含まれます。カット数の目安は、Limited Dress Plan(街ロケ)・洋館Plan・東京国立博物館Plan・Chapel Plan・和装Plan(Kimono 和 Plan)で100〜150カット(撮影時間は1.5〜2時間)、和洋(着物+ドレス)Planで200〜300カットです。データは、撮影後4週間以内にダウンロードURLでお届けします。お急ぎの場合の特急納品もご相談いただけます。
撮影前の打ち合わせ(撮影とは別日)でリクエストショットや大切にしたいポイントを伺い、「イメージシート」にまとめて当日のカメラマン・ヘアメイクに事前に共有します。当日はカメラマン・ヘアメイク・ディレクターの3名体制で、ディレクターが撮影全体を俯瞰してチェックします。

料金はプランや撮影日によって異なります。最新の料金はプラン・料金をご覧ください。撮影地は前撮りロケーション一覧で紹介しています。

よくある質問
前撮りの全データ納品とは何ですか?
撮影した写真のうち、納品の対象になるカットをすべてデータで受け取れる納品方法です。ピントが合っていないものなどを除いた写真が届く場合もありますが、どこまで含まれるかは撮影会社によって異なるため、契約前に確認しましょう。
全データ納品の写真はすべて補正されていますか?
撮影会社によって異なります。明るさや色味の調整は全カット、細かな補正は一部のカットだけという場合もあるため、補正の範囲を事前に確認しておくと安心です。
前撮りの全データは何枚くらい届きますか?
撮影時間や衣裳の数、撮影会社によって変わります。LIMITED WEDDING GINZAでは、和洋(着物+ドレス)Plan以外のプランで100〜150カット、和洋(着物+ドレス)Planで200〜300カットが目安です。
全データ納品とセレクト納品はどちらがいいですか?
招待状やムービー、SNSなど写真の使い道が多い人や、あとからゆっくり選びたい人には全データ納品が向いています。使う枚数が決まっている人は、セレクト納品でも十分な場合があります。
写真の枚数や受け取り方について気になることがあれば、LINEで気軽にご相談ください。実際にご利用いただいたお客様の声は、Googleの口コミでご覧いただけます。
